12/23の稽古日誌、柴田ののかが担当いたします◎
12/25(月)19:00からTEAM909第10回公演の情報が解禁されました。
そして、舞台情報とともに、劇団のリニューアルについても発表されました。
今後、新生TEAM909について詳細が発表されていくことと思いますが、
まずは節目の第10回公演・TEAM909最終公演を有終の美で飾れるように座組そして劇団員一同日々稽古に励んでいく所存です。最後までどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみにわたしにとってもTEAM909劇団員として最初で最後の公演となりました。
役者として皆様に楽しんでいただけるように尽力しますのでぜひ劇場へ足を運んでいただけますと幸いです。
そんな柴田がお届けする二度目の稽古日誌です◎
【稽古内容】
第10回公演『朝が来る、半ば狂う。』役詰め・シーン練習
今日も今日とて、公演稽古。
12月23日、この日は稽古納めでした。
いつものように公演稽古ではありましたが、”年内最後の稽古”と意識するといつもとは違う稽古に感じられるので不思議ですね。
稽古も、公演も、劇団のリニューアルも、なにか"終わり"を意識して物事に向かうことは案外重要なんじゃないかなと感じます。
この日わたしは入団して初めて稽古全体を進行させていただきました。
ラジオ体操ではじまり、ストレッチ・体幹、発声、ワークや公演稽古と続く稽古内容の全体図をわかっていても、
一つ一つの内容や声掛けをするタイミング、タイムキーパー・ファシリテーターなどの進行の細部まではきちんとわかっていなかったようで、
いつも稽古を回してくださる劇団員の笹森あきさんや山中杏一さん、そして主宰かつ演出のBobsonさんへの尊敬と感謝を強く感じる一日でした。
稽古が終わってから家に帰って一人でぐるぐると考えました。
「推進力のある稽古ができる3人とうまく回すことができなかった自分の稽古進行の違いはなんだったんだろう」と。
ぐるぐると考えた後でひとまず自分なりの結論を出しました。
「次にどうしたいか・最終的にこうなっていたい芝居のカタチへ導いていくと推進力のある稽古になるのではないか」と。
わたしは、現状の芝居がどのような意図でもって行われて、それを達成するためにどのように動いて、それを観ている側がそう受け取ったか、ということを言葉にすることで整理して頭で理解してもらう流れをとるので、
現状分析にかける時間が圧倒的に長くて、一つの芝居にとどまりがち。芝居の数をこなすことができる稽古進行ではありません。
しかし3人は、現状の芝居を見たうえで役者がどう表現したかったのかを聞き取ったあとは、「次、こういう風にやってください」「次に、この条件を足したらどうなりますか」と条件を足したり引いたりして実際の芝居の動きを変えてもらうことで身体で体感的に理解してもらう流れをとるので、
考えるよりも行動をする時間が圧倒的に長くて、多くの芝居のやり方を求められる。自分の稽古進行とは芝居をこなす数が異なり、多くの掛け合いができる稽古進行に推進力を感じました。
そして自分なりにどっちの稽古進行の方が現状やこの座組に適しているのかなと考えた時、
やっぱり、皆さん、役者さんなので、お芝居がすきな方々が集まっているので、
数をこなせることやたくさん芝居をできる方が楽しそうだなと思いました。
試行錯誤しながら芝居をつくっている役者さんたちのいきいきとした表情、いいなと。
”推進力のある稽古進行”、今後の自分の課題として改善の余地ありです。
これからもっともっと有意義な稽古時間を生み出していきたいものですね。
あとその日の稽古は少しいつもと違って、客演さんと交流をはかろうと思いまして、
客演さんのアップについて伺い実際のやり方まで教えていただきました。
いつもはTEAM909のアップで始まりますが、この日は客演さんのやり方でのアップです。
909よりもストレッチを長めにとるとのことでストレッチを教えていただきました。
ストレッチにヨガの要素もあって、いつもよりも身体を柔らかくほぐしたおかげで、
この日は朝イチでもよく声が出る!という発見と実感が嬉しかったのをよく覚えています。
みんなで知識も、知恵も、知見も、持ち寄って、
劇団員も客演も、そういう垣根を越えて、座組として役者として演劇人として、
支え合いながら公演をつくりあげること。
すごく素敵だし、わたしはこうやって舞台をつくっていくことがすきですね。
『朝が来る、半ば狂う。』座組一人一人、観に来てくださる皆さんへ
いい作品をお届けできるように公演に向けて精進しておりますのでおたのしみに!
以上、柴田ののかがお届けいたしました◎
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