第三回公演直前!突撃役者インタビュー☆ vol.4

こんにちは、まだ、お汁粉を食べれていない
TEAM909の斎田東亜です。
新年早々風邪を引いて、お餅入りのうどんをすすって生きています。

さあ、前回、妄想超特急の先陣を切ったのは、猿渡ユリエ役の下城すみれ、通称、すーちゃんでしたが、今回は、妄想超特急の2枚目王子様、魚住潤役のマツムロユウダイくんです!!
ムロくんは現実世界でもイケメンキャラで隙がないんだよなー。どうにか、隙を崩して人間臭い面を引きずり出したいですね!!

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とう:じゃあ、よろしくお願いします。

ムロ:役者名はカタカナでマツムロユウダイです。
演劇を始めたのは、TEAM909が初めてなので、えっと、去年の4月から始めて、前回の夏公演の舞台に立たせてもらって、今回の冬公演が2回目になります。まだまだ未熟ものです!!

自己紹介が最初のお題であることを理解しているムロくんが、自分から話を切り出しちゃいましたね。。。
しかも、「未熟もの」という謙遜の言葉で終わるあたり、しょっぱなから「ムロくん」って感じだ!!

とう:そうですね。その前回、一回経験しているんで2回目っていうことでなんかあったら教えてください。

ムロ:なるほど。
単純になんですけど、前回に比べてセリフ覚えるのがなんとなく早くなったりとか、映像(作品)も一回やらせていただいたんですけど自分の中で考え方みたいのなのが、役に対してどういうふうに向き合えばよいのかみたいなのが、夏よりは成長したのと、セリフ覚えるのもちょっと早くなったかなとは思います。

とう:流石、要領がいい男で、

ムロ:(はにかんで)いやいや、違いますよ。

前回のすーちゃんのインタビューでもでましたが、映像作品とは『メガロフォビアの恋』という公開未定の作品です。(すーちゃんのインタビューを参照)
今回のインタビューは、私、斎田東亜がすーちゃんとムロくんの2人を立て続けに担当しているのですが、この2人はTEAM909に途中参加して、前回の夏公演でいきなり初舞台を踏み、そこから映像作品を間に挟んでの今回の冬公演という共通点があるのです。
TEAM909の初期メンバを第一世代だとすると、第二世代の若手代表みたいな2人であり、風の噂では、2人で共闘して第一世代を追い越そうと下剋上を狙っているそうな。。。
いいね!!頑張れ若者!!

とう:すごく、期待します。

ムロ:ありがとうございます。

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とう:じゃあ、役の紹介です。

ムロ:はい。魚住潤です。
イントネーションが難しいんですけど、う・お・ず・みって上がるそうです。
(文字で表現できないんですが、ここら辺を説明しようとするムロくんは、やっぱムロくんだ!!)

ムロ:僕の役としては、妄想超特急っていうその劇団があるんですけど、その中でどっちかというと主演とか、ヒロインではなく男版だと何て言うんでしたっけ?

とう:。。。(ヒーローという言葉が一瞬思い浮かんだが、違う気がして口ごもる)

ムロ:ヒロインじゃなくって、まっ、とにかく今回男の主役を張るような役としてその劇団内ではいるお金持ちの息子です。
個人的には、女性陣が今回主役になってくると思うんですけど、その中で結構女性陣と絡む場面が多いので、おいしいところはおいしいかなとは思います。

とう:なんかその役のイメージとムロくんのイメージが似てるふうに皆思ってるんじゃないかなと思うんだけど。

ムロ:よかった。

とう:(性格が)似てるっていうか、(TEAM909の男性陣の中で)一番イケメンキャラが重なる。

ムロ:(間を置かずに)やった!

とう:ただ、冷たい感じというのを出さないといけないと思うんだけど、どうなの?そこは?

ムロ:冷たい。。。まぁ、そうですね。。。何ていうんだろうなぁ?
今回毒々しさみたいのがテーマであって、自分もその本音を言うじゃないですけど、本音と建て前的があるときの本音の部分で結構言葉的にも酷いんで、自分の中では感情がないのに、その感情をやるっていうのが。。。
前回(公演の経験で)役に入り込めれば大丈夫なんですけど、そこに辿り着くまでにそこに持っていくのがすごく苦しいですね。
まぁ当たり前なんですけど、演技する上で何もないところでその感情を持ってくるわけじゃないですか?
こう、毒々しいとか、ちょっと棘のあるような言葉を持ってくるので、その相手の役の人に対して、こんな表情したくないなぁとかは思いつつも、それを消すイメージでそこは頑張っています。

とう:そこは役者だからね。。。(しまった。話を広げられない!)

ムロ:まっ、まとめるとそうなると思うんですけど。。。

とう:わかります。わかってますよ。
普段はそんな奴じゃないですよ。ムロくんは。(しまった。簡単に同調しちゃった!)

ムロ:そうですね。まぁそう思っていただければ。。。

言葉を選びながらも、スムーズに話すムロくんを見ていると、実際、ムロくんが言いそうにない言葉を役で言っているわけだし、
「何もない」ところからその感情を持ってきているという言葉も、そうかなぁとは思えるんだけど、的確に質問を重ねられない。。。
ここは、インタビュアーの力量不足を感じるなぁ。。。

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とう:じゃあ、舞台の見どころですかね。

ムロ:今回は、静と動。
動きのあるところは動きがあるし、止まっているところは止まっているっていう、なんかその、僕の場合は去年の夏の舞台しか比較対象がないのであれですけど、なんかちょっと感じが違うじゃないですか?
ボブさんの演出も一貫してる部分はあるんですけど、ちょっと違くって、どちらかというとコミカルな要素とかちょっとポップな要素がありつつも刺々しさがあって、でそこを上手く対比しているっていうか、そこも全然関係ないように見えて伏線があったりとか、そこが結構、今回面白いかなって。。。
(次の質問のお題が「脚本について」だと思い出して)まっ、そこは脚本ですね。ほぼ。。。

ムロ:舞台自体はなんていうか、みんながめっちゃ動くところは動きます。
なので、楽しみながらついてきていただけたらなっていうのはすごい思ってます。

とう:まぁムロくん自体もダンスはあるからね。

ムロ:そうですね。なぜか、僕も混じらせていただいてダンス踊ってますね。
結構、プリティでキュートなダンスをやってます。

とう:そこも注目?

ムロ:そうですね。そこも見ていただきつつ。。。

今回の公演で男性陣の中で唯一ダンスを踊るのがムロくんなんで、そこも注目してあげてください!!
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とう:じゃあ、脚本についてを

ムロ:やっぱ、ボブワールドが広がってますよね。
何て言うんですかね。。。今回。。。すみません。また、夏公演との比較になっちゃうんですけど、僕は、今回の話みたいみたいのが好きで、前回も好きだったんですけど、僕はどっちかというとハッピーではないけど、考えつつそこまで苦しくならないで「あー、これすげー」みないな。「あっ、ここがこうでこうなって。。。」「あっ、ここ繋がるんだ。」みたいのがあって、で、一見どうでもいいようなフレーズであっても、後々思い返してもう一回考えて見ると「あー、そういう意味があるんだ。」っていうのが随所に散りばめられていたんで、やっぱ面白いなーっていうのは読んでて純粋に思いましたね。

!!!

僕が注目したいのは、ムロくんが言った「そこまで苦しくならないで」の部分ですね。
前回のすーちゃんのインタビューと比較すると、やっぱり温度差がある気がするなぁ。。。
すーちゃんの言った賛否両論のトーンだと、明らかな拒否反応が出そうな感じだったんだけど、ムロくんも僕と同じく、今回の脚本は「ハッピーではないし」「考えさせられる」けど「苦しくはならない」って感じてる。
やっぱり、ルッキズムにあふれた社会で精神的な負担をより多く強いられているのは女性だからかな?
ここら辺は、お客さんにぜひ足を運んでもらって、直接確かめて欲しいと思います!!

とう:やる側にとっても、伏線がちゃんとあるから面白いと。。。

ムロ:まぁ考えながら俺らもその分やんないといけないので、だからこのあとこうなるからここの意味はこう言おうっていうのはやっぱ考えながら稽古には取り組んでますね。
とう:何気ない一言でも、ちゃんと(裏を)読んで、それを演技として活かさないといけない?

ムロ:そう。そう。そうなんですよ。

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とう:じゃあ、最後に一言

ムロ:そうですね。絶賛稽古中で1月も皆さんお忙しい中ちゃんと稽古して、2月の新宿演劇祭に向けてバリバリに整えて、整えっていうか、まぁ、120%、200%くらいのパフォーマンスをする意気で行くので、ぜひお越しください!!

とう:まぁ、そうだね。。。(やばい、このまま終わっちゃう。)

やっぱり、ムロくんの役作りの葛藤みたいなところが掘り下げられなかったことが、気になってしまう。。。
流石、そこは察すれる男、ムロくんが自ら助け船を出してくれた!!

ムロ:(僕のことをどうしたんだろうっていう目で見ながら)逆に質問があればお答えしますけど。。。

とう:えっと、やっぱそうね。。。
ごめんね、インタビューが前後しちゃったけど、やっぱ気になるのは、役の嫌な奴感っていうのをどう出すんだろう?

ムロ:嫌な奴感?
なんていうのかな?今回の魚住潤自体は、なんか嫌な奴だとは俺は正直思っていなくて、お客さんとしては嫌な奴って映ってもらって全然構わないんですけど、なんかこう純粋なだけというか、単純なだけに自分の気持ちを素直に言ってるからその結果として嫌な奴に見えてしまうっていうような捉え方をしてて、どちらかというと。。。今回のタイトルにもありますけど、可愛いものには可愛いと言うし、ブスなものに対してはブスと言うような正直なところが、その結局裏を返して嫌な奴に映っちゃうっていう感じかなと思ってます。
年齢的には25歳くらいの設定ですけど、どちらかというともうちょっと、精神年齢的には低いかなって僕の中では理解しているので。。。

とう:まぁ、(親が金持ちで)親のすねかじっているくらいだからね。。。

ムロ:そう。そこんとこもそうですよね。
。。。というふうに僕は思ってます。

とう:じゃあ、そういった、素直にブスにブスと言っちゃうようなところが、ムロくん的には自分自身がそんなストレートなこと言わないところが、

ムロ:まぁそうですね、言わないですね。
まぁ、役者としてそこはないようにはしますけど、本来の自分ではあり得ないなと稽古に来る前の段階では思いながらも、役を作ってましたね。でも、自分はもうちょっと素直になろうっていうのはあるかな。。。
。。。思ったことは、最近は、なんか言うようにしてます。

とう:ほう!!(なんか、いい感じにインタビューが進んできた)

ムロ:だから、若干たまに、あれ、棘あるなぁみたいな。。。
最近、ムロ、棘あるんじゃね、みたいな感じに捉えられているかもしんないです。

とう:稽古でも、結構、その棘を出すようにボブさんの(ワークショップのお題)があるからね。
多分それは皆思ってるよ(笑)
やっぱね、自分(の本音)を出すっているのは、なかなかできないからねー。
中々僕もできないから。。。そこはわかります。

ムロ:(僕の表情を確認して)これでいいですか?

とう:はい。ありがとうございます。

🔱
以上、ムロくんのインタビューでした。どうだったでしょうか?
ムロくんって、本当によく気が付くし、周りが見えているんで、突然何があっても対応できるイメージがあるんですよね。
どうにかその余裕のある表情を崩したいと思ってインタビューに臨んだんですけど、結局、ムロくんに助け船を出される始末で。。。
でも、最後の最後で素直な自分を出す努力をしていることが聞けました!!
僕的には、「セリフ覚え」とか「役の作り方」を語るムロくんは好印象だけど、ぶっちゃけ、普通でつまんないかな。。。
ワークショップで見る棘のあるムロくんは、最悪の印象かもしれないけど、すごく面白いと思う!!

今回、ムロくんは演劇での役として棘のある役を演じるわけですが、それを私生活でもいいバランスで出せるようになれれば、人間としての深みが一層増すのではないかな?
って、勝手にお節介なことを言ってしまったような。。。ごめんなさい。

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最後まで読んでくださってありがとうございます。
斎田東亜のカラーが出たインタビュー2連続で少々胃がもたれてきたのでは?
正月後の七草粥のようにメリハリが大切だと思うので、一旦、僕のインタビューはお休みです。

次のインタビューは来週お届けいたします!
次のインタビューは誰だろう?
一読者として楽しみですね。
では、では🙌🙌🙌

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