みなさんこんにちは!
TEAM909です!
今週も番外公演出演の役者インタビューです!
今回もインタビュアーな成美真祐です!
下書きでかいたインタビューが消えてとてつもなく悲しい。さて。がんばります!
さて。第4回目は、909のヒロイン!あきちゃんです(/・ω・)/♡
今回の役どころはどんなキャラクターなんでしょう。いってみよう(*'▽')
なる:自己紹介をどうぞ。
あき:役者名はあきです。今回でTEAM909の公演は4回目になります。前回の「世界一かわいいのは絶対私で後はみんなブスばっか」を見た方には、演劇系地下アイドルの犬井キコをやっていた人です。909の舞台は4回目ってことで。今回初めてみてくれる方には、実際の役と素の姿で挑むアフタートークのギャップとかで「変な奴いるなあ」っておぼえてくれれば...。
なる:そうか?んー・・(そんなことはまるでないのだけど)んとー(話を変えよう)今までの経験踏まえて、世界が広がるーとかあったりする?
あき:世界が広がる・・
なる:経験値が増えて楽しいとか気づいたことある?
あき:楽しさは増しましたね。演劇をはじめたころは、がむしゃらで、できることは全部やらなきゃ!てついていくので精いっぱいだったんですけど、最近になって見えてこなかったところが見えてきたりとか、役者それぞれで役の作り方の違いとかが見えてきて、そういう観点からみてもおもしろいなって思うし、奥が深いなって思います。
なる:じゃ、役の紹介をどうぞ
あき:今回演じるのは永井美里という、主人公の美澄ちゃんと影山ちゃんの先輩にあたるキャラクターです。初見で彼女を見て思ったのは、今までの人生、ずっと”一軍で生きてきた女”なんだろうなって。なんか・・なんだろうな。私、役者インタビューの度に『役と自分は正反対だ』って言ってるんですけど、今回は本当に同じ要素が1個もないなって思いました。彼女が自分のなかに、重なる生き方はしてきてないなって思いました。
なる:なんかさ・・絶対この人、確かに学校に居たら、ヒエラルキー的にも絶対近くにいないなって。THE女って感じ。
あき:ですね。たぶん社会人になるまでずっと輝かしい人生を歩んで来てて、その時の自分の成功体験とか生き方に誇りを持ってて。だからこそ、社会に出てから分かった、世界の理不尽さとか生きにくさとかに気づいたんじゃないかな。揉まれた、というか。
...まぁでも、そこで落ち込む弱い人じゃなかったんですよね。『だったら私は私の知ってる(勝てる)やり方で戦ってやる!!』て思うくらい、負けず嫌いで気の強い女性なんだろうなって。
前回キコちゃんやった時とはちがって・・キコちゃんのときは「いいな。こういうふうになったらいいのにな。」ていう憧れだったんですけど。孤高、というか。
その点今回永井さんは、前回のキコちゃんより欲というか、弱さというか、そういうものがある分人間味のある人だなっていうのをやっていて思います。
なる:なんというか...自分だから出来る戦い方を選んで生きている感じはどう思う?
あき:なんだろうな・・そういうの昔は反対だったんですけど、演劇やるようになってから『使えるもんは使った方が良い!』って思うようになりました。笑
今回の永井さんは、学生のころ一軍だった実績が自分の中にあるからこそ、そういう方法を選んだのだろうなって思うから、いいんじゃないかなって。あと、賢いなって思います。
なる:うん。賢いよね。
あき:賢いですよね。いい意味でプライドが高い人なので、美澄と影山にはあくまで先輩であろうとするし。分別のある人というか、要領いいというか。
あと矢野さんとの関係が好きなんですよ、私。小さな見どころなんですけど、永井は社長(矢野)のことを社長って言わないんですよね。それが結構見どころだなって勝手に思ってます。そこを見て、なんで呼ばないんだろうていうのを見て感じて頂けるように頑張ります。
なる:そこの目線に気づくってすごいよねー。
あき:そんなそんな。
なる:改めて見どころ!
あき:んー・・みどころか。まずひとつは、さっきもいったけど、私と矢野との関係。(ネタバレのお話しの後)なので、永井の複雑な気持ちを汲み取っていただけたら・・と。そういうところを表現できるように頑張るので見てほしい。
なる:私からみて社長コンプレックスみたいなものなのかな・・目の敵じゃないけど・・コンプレックスっていえばいいのか・・なんていうのかな?そういう感じの奴。
あき:心の中のマウンティング対象だろうなって。
なる:あああ!マウンティングするタイプだろうね。
あき:永井さんと矢野さんの関係って、前にフジテレビでやってた沢尻エリカさん主演の「ファーストクラス」ていうドラマみたいなドロドロした世界だと思ってます。
なる:あーやーーなせかいーーー(笑)
あき:ふふ。だから多分、美澄と影山は対象・・内だけど、あくまで2人は後輩だから、私が面倒見てあげなきゃ!って思いもあると思う。育ててあげる対象というか。打算的な話をしちゃうと、ある意味自分のチームの後輩っていう、与えられたステータスの1部でもあるし...。本格的な対象ではない、というかんじかな。まぁこれが出世していったらわかんないけどね笑
なる:たしかにそれはあるかもね。
あき:あ!みどころもう一つ!私の事ばかりで申し訳ないんですが、私とガッキーさんとの関係。好きなシーンの一つに、永井さんとガッキーさんのシーンがあるんですけど。
なる:後半のほう?
あき:そうです。後半のほう。
なる:あーーー!なんかおほーってなるやつね。
あき:ボブさんの作品を読んできた読者として、すごく好きなシーンで、ガッキーさんにだけにみせる永井さんの顔・・『その人にしか見せない姿』みたいなのを見るがすごく好きな身としては演じられて光栄だし、見どころのひとつとしてあげたいですね!
なる:なんだろうね・・。似たもの・・同士っていうのか・・・近いのかなあ。ジャンル違い!かな?
あき:ジャンル違い!そうですね。だからああいう面が見せられるのかも。わたしは主宰の脚本信者だからある意味自分の都合の良いように解釈してるだけかもだけど。
なる:そんな信者、脚本はどうだい?
あき:ボブさんの台本すきすきー!って言ってるんですけど、今回のは最初に「いや待って、面白いけど超難しくない?」て思いました。
なる:なんていうの・・小説っぽさがあるっていうか・・
あき:池〇〇作品っぽいなってTBSの日曜9時っぽいなって思いました。
なる:〇飛ぶタ〇ヤみたいなね。
あき:半〇直〇みたいな・・
なる:そういう意味では本当社会派。
あき:今までは『コンプレックス』とか、『夏の日の過ちの話』とか、所謂社会派じゃない作品を描いてきた、ここでの社会派の作品・・
なる:今回はそういう意味では現実的よね・・
あき:ぞわっとしました。
なる:めっちゃスキーってなったよ。世のおじさんたちには「え?」て思うかもしれないですけど、私、「半〇直〇」は苦手です。でも、こういう女性が戦うっていうのは割と好き。私が男社会っていうものに関してなんだろ・・自分も身をおいてるけど、「だからなんだ・・」ていうのもあって。日本が男社会なのはそうだけど、いいじゃん。女の人が頑張ったって、て思うから、今回が女の子が頑張ってるねって思ってる。ごめん私の想いも言っちゃった。
あき:いやいや!!私もそれは思うし日々感じますね。今回の脚本の中のいろんな要素は、『今の時代だからこそ』焦点が当てられんだろうなって。
なる:うん。確かに・・。
あき:男尊女卑の見直しだったり...?
なる:そうねー・・
あき:あとは、事件とか、
なる:もろもろね・・。ニュースを見てる方は「はっ!」て気づくあれね。
あき:小ネタが多い。遊びといえばいいのか、遊びみたいなものが多いし、エッジも効いてる、攻めてるなって。前回のアングラみたいな前衛的なものとは違う方向で攻めてきたなって思いましたね。
なる:そうね。さてさて。私が毎回脚本の時に聞いている質問ですが、いま、初見で読んでみた印象だったけど、立ってみた印象と変わった部分はある?
あき:初見てお客さん目線じゃないですか。永井さんは最初読んだとき、格好いいけど、私好きじゃない。絶対近づけないって思った。まぁだからこそ演じたい!ってなったんだけど。
で、やってみて、「まってみんな、永井ちゃんのこと嫌いにならないで!いろいろ考えてやってるんだ!」てなりました。笑
なる:いい答えですよ。永井ちゃんへの愛情が深くなったわけですね。
あき:そうですね。自分の年齢に近いのが美澄と影山だったわけで、読んでいた時は二人を応援していて、しかも内面が似ている影山に「がんばれ~」て・・!
なる:影山になりたい人がTEAM909メンバーが多い(笑)
あき:あの・・なんていうんですかね。言葉を選ばず言ってしまうと、絶妙な陰キャ感なんですよね。共感できるし、気持ちも想像できるし・・美澄の明るさも素敵だけど、でもなんか惹かれるのは影山かな。キャラがみんな好きなことは今までと同じかも。
なる:私は今回の本は・・なんだろうな。神崎がくそだなって。
あき:神崎・・ふじさんのインタビューでもありましたけど、昔は熱い部分、あったんですかね。
なる:あったと思うけどあの・・(神崎の愚痴を言い始める私)
あき:実際の社会でもそういうタイプが出世するんですよね
なる:うん。
あき:っかー!世知辛ぇよおお!!
なる:だから、出世するっていいことでもあり、間違えたらただのまぬけにしかならないっていう感じじゃないっすか。
あき:今の神崎って、こういうこというのもあれですけど、夢そのものじゃなくて、別の欲に行っちゃんたんだなって思うんですよぉー!
なる:なんかわかりやすいTHE男ってかんじだなって思いました。
あき:そういう意味でも、脚本を読んでみての感想に戻るんですけど、永井さんにもそういう思いは少なからずあると思う。名誉とか出世欲とかね。社会を知っちゃった故に、というか。
だから、かつての自分(永井)のように、正攻法で自分のデザインを描いて成功したいっていう『夢そのもの』を純粋に追いかけているキラキラした美澄がまぶしいんだろうなって感じました。以上です。
なる:ありがとうございます。じゃ、最後にひとこと。
あき:ありがたいことにチケット完売しているので、まずは感謝を!本当にありがとうございます!!
いままでみてくれていた方には、今までとは違った社会派サスペンスだっていう、予告ををまずは。笑
なる:今までが非現実的世界の中にあるサスペンスみたいなものだったんだよね。今回は現実的な感じだもんね。
あき:まるごとリアルではないし、リアルこんなに甘くないんだろうなて、綺麗な話ばかりじゃないんだろうけど、救いのあるお話しになっていると思うので、ぜひスカッとしにきてください。あと、今回初めての試みでアフタートークをするので・・
なる:そうだね・・がんばってー
あき:がんばる・・お察しの通り私は喋るのが得意じゃないので不安なんですが、がんばります!!以上です!
なる:ありがとうございました。
いかがでしたか?
役者として、自分の演ずる役への熱量がとっても熱いことは重々承知してたのですけど、やっぱり、愛溢れるあきちゃんでした♪
てか、年齢の割にまじでしっかりしている。
頑張り屋さんで、皆の心をひっぱってるあきちゃん。
今回はTHEヒロインではないので、今まで見たことないあきちゃんが見られると思いますよー( *´艸`)
以上、成美真祐でした🐰
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