どーも、ぼくです。
あ、主宰のBobsonです。
以下の質問が私の質問箱に来たのですが、回答が長すぎたのか、質問箱から回答しようとすると失敗しましたと出てしまうので、せっかくだし、こちらに書きます。
実はTEAM909立ち上げたのが、2017年の7月なんですね。
なので今ちょうど丸2年になります。
そんなちょうどよい時に上のような質問が来たので、永久保存版としてここで答えてしまいます。
まずなんで劇団をつくるのかを考えてみました。
だって公演をするだけなら毎回公演ごとに役者を集めればよいのですから。
鴻上尚史さんが虚構の劇団について、こんなことを書いていました。
ーーーーー
僕自身の演劇観を共有する若い俳優と一緒に芝居を作りたいということです。じつは、蜷川幸雄さんの『キッチン』に俳優として出演させてもらった時に、ニナガワ・スタジオ/カンパニーの俳優さんがたくさんいたんですね。
彼らは、蜷川さんがどんな作品を作りたいかとか、どんな演出をするのかをよく知っているわけです。で、蜷川さんは、彼らがいるから、安心して作品をたくさん創れるんだと分かったんです。そういう関係を持つ俳優さんがいるといいなあと思ったんです。
ーーーーー
私はベテランではないので「若い俳優と」という言葉は外れると思いますが、演劇観を共有できる、つまり、私がやりたい、目指す演劇を共有できる仲間が欲しいから劇団をつくっているという側面がまずあると思います。
次に、社会人劇団として、初心者、未経験者も仲間として迎え入れる場所であることです。
私は大学を卒業後、演劇をやりたくてもできなかった期間がありました。
せこせこと脚本だけを書いていました。
できなかった理由は仕事が忙しかったからという理由が主ですが、踏み込む勇気が出なかったというのも1つかもしれません。
演劇を非常に魅力的に感じていたとしても、今までやる機会がなかった、飛び込めなかったという人は大勢いると思うのです。
そういう人たちにとって演劇をする場を提供したいという思いもありました。
初心者、未経験者の役者がいきなり、他の舞台に参加するのは相当厳しいでしょうから、劇団に所属するという形になると思います。
だから劇団は役者が成長する場でもあると思います。これも1つの側面です。
ただ私は主宰であり脚本・演出ではありますが、演技指導者でも先生でもありません。
主宰として学びの場所は提供しますが、役者がそこで成長していくためには、私の言うことを聞いているだけではダメです。
劇団員同士、そして私とも、お互いが競争相手であり尊敬している、という関係を作り上げないといけません。
ということで、初心としてなぜ劇団なのかというところをお話した上で今後どのような劇団にしていくか、ですが。
劇団というのは、どんな人間たちが集まるか次第で、どんな組織になるか決まります。
主宰の私の方針が変わらなくても、誰が集まるかで組織は変わってくるのです。
だからメンバーを集めて目標会議をしました。
そして現状のメンバーとの話し合いの結果、将来的にはうちからプロが輩出できるような劇団になろうという目標ができました。(その他にもありますが、割愛します。)
なので、そういう劇団になりたいです。
つまり、名前は伏せますが、あーゆー劇団さんだったりこーゆー劇団さんだったりを観劇しようかなとお客様が悩む中にTEAM909が選択肢に入るようにしていきたいです。
まとめると
①私の演劇観を共有できる仲間
であり、
②団員同士が切磋琢磨し、成長できる場
であり、
③いずれは、名だたる小劇場演劇の劇団さんと観劇の上で同列な選択肢に入り、
④プロを輩出できるような
劇団にしたいと思っています。
あとは社会人劇団、つまり社会人としてうんぬんかんぬんって話もあるのですが、それはここでは割愛します。
とりあえず直近では、私の意識の共有と、役者たちがレベルアップし、切磋琢磨して、自発的に演技を磨けるような場所にすることに力を注いでいます。
特に今は、役者同士がもっとライバル意識を持ってもらえるように奮闘、暗躍しています。
みんな優しくてね、お互いをリスペクトするのはいいのだけれどね、それだけでは、さ。リスペクトも大事だけど。
(↑この辺は内部事情なので外部に出すかは、ちと悩みましたが、外部情報として出すってことは、そーゆーことです。もしこれ見てる団員いたら、そーゆーことだと思ってください。)
以上です!
0コメント