夏公演直前!突撃役者インタビュー☆ vol.7


みなさん、こんにちは!お待たせしました。夏公演直前!突撃役者インタビュー⭐︎のお時間です。今回はムロがお送りさせていただきます。遅くなってしまってすみません。

学期末ってレポートが大変ですよね、、(どこかで聞いたことある言い訳だっ笑)

お仕事も勉強も遊びもお忙しいみなさんだとは思いますが、このインタビュー記事を読んでこの暑い夏を楽しんでお過ごしいただければと思います。

今回のインタビューはこの方!909のファッションリーダーであり、みんなのお父さん的存在、斎田東亜さんです!

ムロ「それでは、インタビューしていきたいんですけど、まずは自己紹介をお願いします。」

とう「はい。春日信彦役を演じます、斎田東亜です」
とう「僕は演劇を観るってことはあんまりなくて、この本(なぜ俳優は舞台で緊張しないのか-緊張を取る方法-)がきっかけかな」

ムロ「どういう本なんですか?」
とう「緊張というか集中するにはという話に近いんだけど、集中すると普段の能力が引き出せる。緊張しちゃうと余計な考えが入ったり、体がこわばったり。舞台俳優の職業病的な一面もあると思うんだけど。リラックスするという技術論に興味を持ってね」

ムロ「何時頃興味を持ったんですか?」
とう「TEAM909に入る数ヶ月前かな」
ムロ「あれとうさんって、いつ入ったんでしたっけ?」
とう「TEAM909に入ったのは11月ぐらい。」
ムロ「結構初期メンバーですよね」
とう「まーこの中ではねぇ。」

ムロ「この一冊がきっかけでなんですかね?」
とう「そうだね、技術論に興味を持って。」
とう「最初から目指すところが高すぎると、それがかえってストレスになったりとかするから、出来るところから始めるっていう。まあ最終的にはゾーンという領域にね。」
ムロ「なるほど」


とう「どっちかっていうと、考え方とか抽象的なものというか」
とう「あんまり具体的なものをやるっていうのはあまり得意ではないかな。」
ムロ「この本はどんな感じですか?」
とう「なんかこう自分の役に立つような自己啓発的な」
とう「だからなんかこう舞台が好きな人からみると違うって思われるかもしれないけどね」

ムロ「とうさんは演劇の経験はないんですか?」
とう「演劇はないけど、エンターテイメントは好き。」
とう「中でも音楽が好きで、古い音楽70年代の洋楽を聴いてて、その影響でミュージシャンを目指したりもしたかな」

ムロ「格好的にもそういう時ありますもんね笑」

とう「まぁ楽器を弾くっていうのが、具体的に何かするってのが性に合わないけど」
とう「弾くっていうよりはコンポーザーみたいな、まとめてプロデュースするみたいな、方法論みたいなのが好きで」
ムロ「それでいうと、今回の信彦っていう役はコンポーザー的な?仕切るまとめるみたいなところがあるんじゃないですか?」
とう「そうだけど、いきなり役のことを考えることのは、僕にはちょっとハードルが高いかな。」

ムロ「そうなんですね。とうさん的に春日信彦という役はどうですか?」
とう「よくこの中で部外者という言葉が出てくるんですよ。実はその言葉、信彦さんを表してる言葉なんですけど、実はその僕の役名の斎田東亜はアウトサイダーという言葉からきてて」


(おもむろに二冊目の本を取り出すとうさん)

とう「さっきの本よりもずっと前から」
ムロ「好きなんですか?」

とう「好きっていうか、自信をくれて、要約すると、、なんて言うんだろう。アウトサイダーっていう、常に世の中に馴染めないで生きて、それをうまくいかないからこそそれをエネルギーにして苦闘するような人たちの話を集めて、世の中にいるんだっていう。頑張ってきてる人たちもいるんだって。全部の話がハッピーエンドというわけではなくて、結局どうすればいいのかというそういう心理を全部はわかるわけじゃないんだけど、そういう人がいるっていう事実が大量に紹介されていて、楽になるかな。」

とう「信彦さんはなんだろう。もしかしたら色々苦しんでる部分はあるんだろうけど、みんなの前にいるときはあんまりそういうのが見えない。なんかはっきり言うと、調子いいなぁと思って、そういう部分はあんまり好きじゃない。僕はどちらかというとやっぱり悩んでうまくいかない、頑張る。そういう姿勢みたいなのが、僕は好き。」

とう「だから信彦はあんまり好きじゃない。でももしかしたら似てる部分はあるかも。」
ムロ「どの辺ですか?」
とう「信彦はメインカルチャーというよりも、サブカルチャー寄りだし。自分自身を三流のって呼ぶし、結構そこに自信持ってるとこかな。」
とう「メインのところではないけど、誇りをもってるというところは通じる。」


ムロ「この脚本全体を通してはなんかありますか。」
とう「単純とかそういったことではなく、すごくなんか複雑なことをきちんと起承転結整理してるような感じで、だから脚本を書いたボブさんは、なんか混沌が好きじゃなくて、ちゃんと自分でコントロールしてる。」
とう「起承転結とか、理論とか、だから観てる人が本当になんかこう、混乱されたままってことはない。」
ムロ「綺麗ですよね。綺麗にピタッとはまるし。あーそういうことだったんだって。」
とう「でもなんかそこにポップさみたいのはちゃんとあって。演じる人にとってみれば、我々初心者とかが多いので、でもボブさんの整理された演出と脚本で整理されたものが見せられる。我々が色をつけられる。付加価値をつけられる。だから安心して観にきて欲しいですね。」

ムロ「どんなお客さんに見て欲しいですか」
とう「この劇は老若男女世代関係なく楽しめると思うから、みんなに観に来て欲しいな。」

ムロ「それじゃあ、最後になんか一言お願いします。」
とう「僕は人の感情を読み取るのが苦手。まず集団心理を読み取るのが苦手。普通の感情や、集団みたいなものを汲み取るのが苦手な人間なんだと思う。でもこの劇を通じて僕がある程度表現できるようになって、信彦っていうのがちゃんと演じられればと思います。」

ムロ「そうですよね。今絶賛稽古中ですもんね。」

とう「そうやっぱり逃げない。具体的なお客さんに対して、具体的な演技によって、自分の成長みたいなものを具体的に届けられるようにしますので、ぜひ観てください!」


ムロ「ありがとうございました。」
とう「ありがとうございました。」


いかがだったでしょうか?
今回はとうさんにお話を伺いました。
何と言ってもお話の節々からうかがえる、読書家であり演劇に向き合う真面目な姿勢。

僕はまだいったことない斎田ハウスですが、漫画や本がいっぱいだそうです。いってみたい!

一つ一つ丁寧に向き合う姿勢はかっくうぃ〜ですね!
信彦という役は見せ所がいっぱいなので、とうさんに釘付け間違いなしです!
是非プロトシアターで春日信彦をみてください!!


今週もみなさんが楽しく過ごせますように〜
以上ムロがお送りしました〜
また次回もお楽しみ!


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